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半田高校?横須賀高校?国公立大学に強い高校とは?【知多・公立高校】


[ 2013年10月3日 ] [ asuki ] [ blog ]

国公立を分けてみよう

この記事は「高校選びから勝負は決まっている!?国公立大学に強い高校とは?【知多・公立高校】」の続きです。

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難関国公立と地方国公立

前回の記事では、「国公立大学にはこの高校が強い!」という記事を書かせて頂きました。ただ国公立と言ってもレベルはまちまちであり、東京、京都からはじまり琉球、室蘭まで全国津々浦々の大学を単に国公立と括ってしまうのはどうなのかな、とも思います。

次に大学を便宜上、下の様に乱暴に分けてみました。S1には国公立医学部を参入したかったのですが、データ上不明な点が多かったため、あえていれていません。(これはあくまでも私個人の見解であり算定上、恣意的、便宜的にわけたものであり実際の偏差値、就職実績などを加味したわけではありませんのでその点ご理解ください。)

図1:大学区分

図1:大学区分

「愛」の県内国公立とは名古屋大学を除く、愛知教育大学、愛知県立芸術大学、愛知県立大学、豊橋技術科学大学、名古屋工業大学、名古屋市立大学の6校を指しています。

下の表は過去三年分の各高校と各大学区分を集計したものです。なお過年度生(浪人生)を含んだものとなっています。正確な数字がわかる高校とわからなかった高校がありますので分かる範囲で算出しました。また大府高校については最新年度のデータのみとなりますので単純に三倍した数を載せています。

表2 進学実績

表2 進学実績

半田高校の一人勝ちという現状

トップ校(S1)に関しては半田高校の占有率が97%となっており、ほぼ一人勝ちであることがわかります。B2(地方国公立)では横須賀高校がその数を伸ばしているのがわかります。グラフがわかりやすいように名古屋大学(名大)とA3を入れ替えました。

グラフ1 進学実績

グラフ1 進学実績

視覚化すると各高校の特徴がよく出ているのがわかります。半田高校は知多半島の中で東大京大に太刀打ちできる唯一の高校と言っても過言ではないでしょう。名大の数もずば抜けています。横須賀高校は地方国公立に強みが出ています。東海南高校は半田東高校と本当によく似ていますね。入るときは東海南高校のが人気があり狭き門ですが、卒業時には半田東高校が猛追するという形です。阿久比高校、大府高校もやはりライバル校であることが明白になりました。愛知県内の国公立には大府高校が阿久比より強いのですが、阿久比高校は名前が全国区の大学に毎年少数人合格者を出しています。他の指標を見てみると、これは学校というよりは個人プレーのような気もしますが、大府高校に比べて学校へのアクセスもいいため、予備校などに通えることを表しているのかもしれません。

下のグラフは半田高校と横須賀高校の国公立受験者数をそれぞれパーセント数で表したものです。

グラフ1 進学実績グラフ

横須賀高校は国公立のなかでも県外のいわゆる地方国公立と言われる大学に約6割進学しています。これはちょうど半田高校の生徒が県内の大学に残る割合と同等です。このように単に国公立といっても高校ごとにその内情は様々です。これを生徒の学力の底上げによって達成している、とみるか、強引に国公立を受験させているとみるかは見る人次第でしょう。どちらの立場があってもいいのではないでしょうか。その学校にはその学校の強みというものがあります。これもひとつの学校の個性だと思います。

ただ半田高校の生徒にあって横須賀高校の生徒にないものはたしかに存在します。逆にいうとここを補うことで学力をある程度補うことはできます。次回はこのお話もしたいと思います。

地方国公立の落とし穴?

地方国公立に行った卒業生の子と話していると、

僕はまだ理系だからいいんですけど、文系は悲惨ですよ。就職はその県の企業か公務員しか実際ないようなものです。または地元(愛知)にもどるという選択もあるんですが、就活は飛行機で移動ですし、大都市までいかないと説明会すらないこともあるし、授業休んでいかなきゃいけないし、って感じでかなりお金も時間も使います。就活で学歴フィルターかかるとかかかんないとかまだわからないですけど、単純に移動はしんどいです。大企業なら県内の私立の方が就職するなら有利ですよね、地理的に。

と漏らしていました。国公立合格者数を追ってしまう愛知県全体の私達も含めた教育業界、ならびに学校関係者は「何がなんでも国公立」という時代が終わりつつあることを認識する必要がありそうです。やはり地理的な要因は大きいですね。

文系で就職を考えた場合、「何が何でも、地方でも、やっぱり国公立だ」と国公立大学を目指すより、科目数を絞って志望校を引き上げ、南山などの県内有力私立を狙うのもひとつの手ですね。例えば南山大学であれば、総合商社、メガバンク、マスコミ、リクルート、野村證券、トヨタ自動車などの狭き門のリーディングカンパニーにも実績がありますし、これは地方国公立大学にはなかなか出せない実績です。就職が幸せとは限りませんが、上記のような価値観をお持ちの方には魅力的な選択肢になるのではないでしょうか。一点注意しなければならないのは、大手企業へのチャレンジする機会は多いがつかめるのは一握り、だということです。なので、単純に南山大学に行ったほうがいい、ということでもありません。その辺はご家庭、お子様の価値観になると思います。

また別の生徒からはこのように聞きました。

 地方国公立は就職に弱いとか言われてますが、就職は強いといえば強いです。食っていけることには食っていけますよ。その地方の信金(信用金庫)などにはやっぱり強いですし、「さあ就活!」という感じじゃなくても内定はでますよね。留年もそんなする奴いないですし、真面目ですよね、みんな。一言で言うと「安定」だと思います。それなりに大学生してれば、それなりの生活がまってる、みたいな。
地方国公立は退屈だ、みたいなこと言いますけどみんな結構楽しんでますよ。徹夜で麻雀したり、桃鉄(桃太郎電鉄)を4人で100年プレイしたり、夜通し飲み明かしたり。みんな仲いいですし、「おい、ここはおれの家だろう。なんでおまえいるんだ」ともはや誰が住人かわからない感じで…。徹夜明けで家に帰ると友達が寝てる、みたいな(笑)
でも僕の周りには猛烈に勉強してる、とか夢に挑戦してる、みたいな奴はほぼいないですね。会計士になるぞ、とか弁護士になるぞ、とか起業した、とかワーホリだみたいな。なんか、こう、勢いみたいなものを東京の私立に行った友達からは感じることは多いですよね。就活に関しては都市部の就活って過当競争だと思いますし、そんな自己分析とかやってどうすんの?と思います。やらなくても就職できるし、べつに大企業だけじゃないしって感じでその点については冷めてた目で見てます。
ただ、刺激はやっぱあるんだなとも思います。そういう意味では毎日の生活に張りがありそうですね。例えるなら僕らはなんとか牧場で飼われている乗馬用の馬で、彼らは競走馬って感じですね。

国公立大学の授業料の安さはやはり特筆すべき点ですし、その地方でこれからもずっと生活を送って行くとなると魅力的な選択肢になることは間違いありません。以上を踏まえて理系であれば地方国公立がいいと思いますが、文系である場合は都市圏私立も考えてみてはいかがでしょうか^^

この記事は「高校選びから勝負は決まっている!?国公立大学に強い高校とは?【知多・公立高校】」の続きです。


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