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I never see this photo without ( ) my happy days in the countryside.


[ 2016年1月15日 ] [ asuki ] [ blog ]

文法問題で満点を狙うために

このポストではある高校の定期テストで出題された問題を取り上げます。「問題と答えはあるけれど、解説がないんですよ。」という、かわいい生徒のために、私が作成した解答を公開します。これは年越合宿で取り組んだものですが、反響が良かったのでブログでも掲載することにしました。ただ、受験生向けに書くので、結構簡素な解説になっていますので、高校2年生はついていけないと思います。そういう人はもうちょっと勉強してからみてください。

2016年1月10日から2016年度センター本番前日まで毎日配信します。出てくる文法知識としてはセンターを一部超える難度ですが、大事なのは正解までのアプローチです。私達が練習してきた、論理的に解くと云う「頭の使い方」をここで確認しておきましょう。

問題

下記の選択肢のうち適切なものを選び、和訳しなさい。

I never see this photo without ( ) my happy days in the countryside. 

① reminding of ② reminding ③ being reminded of ④ reminded of

解答

四択

方針

③ being reminded ofが正解である。まず最初に(    )の前を確認すると前置詞がきていることが分かる。そのため、(   )には名詞的な何か、が入ることがわかる。選択肢と照らし合わせると、動名詞を選ぶ問題だということが分かる。その後、remindの語法を確認する。remindの語法を確認していくなかで能動態か受動態かを見極めていく。

ポイントの確認
前置詞の目的語には名詞がくる

まずは、withoutという前置詞に目を向けよう。前置詞の目的語がないことがわかるのでここには名詞的用法の何かを入れたほうがいいことが分かる。ここで④ reminded ofが外れる。

ここで④ reminded ofを選ぶ人の気持もわからなくはない。きっと「付帯状況でこんな用法があったなぁ」とうるおぼえだったのだろうと思う。もし付帯状況で考えるなら with+O+Cとなる。remindedは過去分詞なのでCに当たる。もし付帯状況でひっかかりを憶えた人は「ではOは?」と考えて選択肢から外そう。

remindの語法

次にremindの語法を確認しよう。remindは通常remind 人 of  物事で用いて、「人に物事を思い出させる」というように使う。例えば、This picture reminds me of my happy days in the countryside.ように使い、「この写真は私に田舎町での楽しかった生活を思い出させる。」と訳出できることになる。思い出させられる人は目的語に置くのだ。ここは間違えやすいので注意。今回はいずれの選択肢に置いてもwithout のあとの動名詞に所有格がついていないため、この準動詞である動名詞の主語は主節のIと一致することがわかる。前述のとおり、remindは主語に思い出させてくれるものやひとを持ってくるため、今回は受身にする必要がある。

それぞれの選択肢をもとの表現に戻し検討していこう。

① reminding of の場合

I remind of my happy days in the countryside.

不完全文。他動詞remindの直後に目的語がない。

訳すまでもなく却下。

 

② remindingの場合

I remind my happy days in the countryside.

私が田舎での幸せな日々に思い出させる。

「幸せな日々」は人じゃないので思い出さない。

文意通らず却下。 

 

③ being reminded ofの場合

I am reminded of my happy days in the countryside.

これを能動態に戻すと、

It reminds me of my happy days in the countryside.

となる。

受動態の文においては、By Xに当たるものが見つからないので、

Itを補って考える。

「それは私に田舎町での楽しい日々を思い出させる」となり意味も通じ文法的にも正しい。

 このように受動態が絡んだ問題は時間がかかるが、能動態に戻して検討を加えよう。 

また不完全文を見つけたら、受動態、関係代名詞の可能性を真っ先に考えること!

フィルタリング

解答に迷ったら下記のように縦と横でフィルタリングをしっかりかけると論点が見えやすい。薄青色の行と列がそれぞれのポイントを表しており、2つが重なった部分が正解を表している。 

  文意通る 文意通らない
完全文 ③ being reminded of ② reminding
不完全文   ① reminding of
前置詞の目的語欠損   ④ reminded of

今回はめんどくさがらずに丁寧に元の文に戻すと、解答が出てきた好例である。文意が通らない、通るの判断は通常時間が掛かるし、確信が持ちにくい選別法なので、できれば使いたくない手法である。あまりに感覚的になってしまう。でも実際の試験では使わざるを得ない状況もある。その際は今回のように、まずは文法面で選択肢を絞り、その後検討を加えよう。これをせずに文意判断から始めると、正答率が下がるだけでなく、時間も多分にかかってしまう。

 和訳

この写真を見ると、いつも、田舎町での幸せだった日々を思い出す。
I(S) <never> see(V) this photo(O) <without being reminded of(V’受) my happy days(O’)< in the countryside.>>

和訳のポイント never…without doing …するといつもdoingだ。

受動態は能動態に戻して

受動態で訳しづらい場合は、能動態の文章に直してから文意を捉えるとよい。
I am reminded of my happy days in the countryside by this photo.
→This photo reminds me of my happy days in the countryside.
この写真は私に、田舎町での幸せだった日々を思い出させます。


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