受験生必見! 結果と行動を分けて作る「計画倒れしない」目標設定術(後編) 計画倒れを防ぐ魔法の質問 | 半田、阿久比の学習塾 レッツ

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受験生必見! 結果と行動を分けて作る「計画倒れしない」目標設定術(後編) 計画倒れを防ぐ魔法の質問


[ 2014年6月4日 ] [ nino ] [ blog ]

はじめに

この記事は前回記事 受験生必見! 結果と行動を分けて作る「計画倒れしない」目標設定術(前編)の続きです。 前回の記事では、「結果目標」と「行動目標」の考え方についてお伝えしました。

“目標を立てて、学習計画も立てたけれど、結局できなかったなあ” という経験をした人は多いでしょう。 今日は、そんな計画倒れを防ぐ魔法の質問をお伝えしますね。

目標を立てた時、自らに問いかけるべき質問は2つです。 ひとつは、「その目標でいいの?」 もうひとつは「何を、いつまでに、どれだけやればいいの?」です。

自分が立てた目標に対してこの2つの質問をすることで、 結果目標と行動目標とを橋渡しし、適切な目標設定が可能になります。

目標を、計画倒れにしないための方法

まずは結果目標をブラッシュアップ!

“志望大学は名古屋大学。目標は次の記述模試で英語の偏差値60以上!”

という結果目標を例に、魔法の質問のしかたをお教えしましょう。 まず初めに、ひとつめの質問「その目標でいいの?」を使います。

では早速、本当にその目標でよいのかつっこんでみましょうか。 偏差値60以上を取る必要は本当にあるのでしょうかね? 志望校の偏差値ランクが60だから? その大学には偏差値が60あれば受かるのでしょうか? 違いますね。本番の試験で合格最低点を上回ることが合格の条件です。

(もちろん、実力の目安として偏差値は有用ですので、偏差値60を目指すことが 悪いわけではありません。どうして偏差値60が必要なのかを根拠をもって 説明できるならば、偏差値60をとる、という結果目標でもよいでしょう。)

というように、自分が立てた目標に対して、「その目標でいいの?」と 『自分つっこみ』をいれてみてください。 立てた目標が本当に適切なのかを考えることで、自分が本当にやるべきことが見えてきます。

本当にやるべきだと思える目標が作れたら、(やるべき理由を説明できればよいです。) 一度信頼できる人に見せて、『他人つっこみ』をいれてもらってください。 “偏差値60以上必要というけれど、60でいいの?65以上じゃなくて?”とか、 ”なぜ次の模試? 次の次じゃだめなの?”とかね。

この誰かに見てもらうといく作業、(『他人つっこみ』をもらう作業)すごく大切です。 自分ではいい目標設定ができたと思っていても、実は穴だらけの目標だった、 ということは結構多いです。自分以外の人に見てもらうと、 自分には見えなかったことを指摘してもらえることが多いです。一般的にはReview(レビュー)と言われています。

前記事で目標を2階に、計画を階段に例えましたが、ここで穴だらけの目標のままだと、 2階に向かっていたつもりが地下に行ってしまった、ということになりかねません。 どれだけ勉強しても成果がでない!という状態になってしまいます。 ただでさえやらなければいけないことが多いのに、 効率の悪い勉強はしたくないですよね。だから指摘をしていただく(『他人つっこみ』をもらう)のは大事。

『つっこみ』に対して切り返すことができれば、その目標は適切な可能性が高いです。 すくなくとも筋は通っていますね。切り返せなかったら、目標を再考! 根拠のある目標を立て直しましょう。

修正した結果目標の一例を載せておきますね。

修正例(修正した目標):「次の模試で、英語の和文英訳の問題を全問正解する」

指摘(つっこみ)の例:「なぜ和文英訳なのか?」「全問正解する必要はあるのか?」

切り返し(目標の根拠)の例:「名大は和文英訳の配点が大きい。また、得意な英語で他の受験生に差をつけるために、現役生の多くが苦手とする和文英訳問題で点数を稼ぎたい。」

結果目標から行動目標を作り出す!

結果目標が適切なものになったところで、次はそれを実現するための行動目標を立てます。 ここで第二の質問「何を、どれだけ、いつまでに」を使います。

行動目標を立てた時にありがちなのが、 「英単語をやる」「青チャートをやる」「過去問をやる」というような、 何をやるか、だけの行動目標。 このままだと計画倒れに終わる可能性が高いです。 というのも、期限学習量を指定していないからです。

人間は弱い生き物です。嫌なことは避けたい、 楽をしたいという気持ちを誰もが持っています。 期限を切らなければ、「明日やればいいや」となってしまいますし、 学習量を明確に決めておかないと、 「今日は時間がないし、1ページだけ進めればいいか」となってしまいがちです。

また期限と学習量を目標に盛り込むことで、計画が狂い始めた時に 学習がどれだけ遅れているのかを把握することができます。 計画通りに学習が進むことは非常にまれです。計画が狂ったときに、 遅れを正確に把握し、挽回する計画を立てることが大事です。 学習の遅れを正確に把握できないと、挽回するための計画がいい加減になり、計画倒れにつながります。 何事にも言えることですが、途中で失敗してもリカバリーできればよいのです。

また、行動目標を立てる際には「それでいいの?」の質問も併用します。 というのも、行動目標はあくまでも結果目標を達成するための手段。 行動目標が、結果目標の達成につながっているかを考える必要があります。

学習の期限と学習量も、結果目標から決めます。 例えば、「センター試験で頻出の英単語を1200個覚える」という行動目標も、 「夏休みのマーク模試で140点」という結果目標ならば3か月で覚えなければいけません。 一方、「センター試験で140点」という結果目標ならば、 8か月後までに覚えればよいことになります。 (早い段階に覚えておくにこしたことはありませんが。)

結果目標のときと同じく、こちらもつっこみを入れてもらってください。 「どうしてその参考書を使うの?」とか、 「それで結果目標を達成できるの? 間に合わないんじゃない?」とかね。 つっこみに対して切り返すことができれば、その行動目標は適切です。 学習量と期限も決まっているはずなので、あとはそれを毎日の計画に振り分ければ、 計画倒れしない計画の完成です。

あとは勉強あるのみ!

「次の模試で英語の英文和訳の問題を全問正解する」という結果目標から 行動目標を立てた例を最後に載せておきますね。

行動目標例(自分の考えた目標):「大矢英作文の実況中継を1か月間で3周する」

突っ込み例(指摘):「1か月で3周もやれるのか」「参考書の難易度は妥当か」

切り返し例(目標の根拠):「順調に学習が進み、余裕が出てきた国語の学習時間を英作文の学習に回すことで学習時間は確保できる。英作文の学習には今までほとんど取り組んでいなかったので、初歩から学べる参考書を選択した。」

まとめ

少々長くなってしまったので、まとめます。

  1. 結果目標を立てたら「それでいいの?」と疑い、突っ込みをいれる
  2. 突っ込みをいれてもらい、根拠を挙げて反論する
  3. 行動目標は「何を、どれだけ、いつまでに」やるかを決める
  4. 行動目標についても「それで結果目標を達成できるの?」と疑う。
  5. 『他人ツッコミ』をいれてもらい、根拠を挙げて反論できればOK。目標完成。

前記事の繰り返しになりますが、結果目標は外的要因の影響を受けますので、 達成できなくても気にする必要はありません。 自分ではどうにもならないことにエネルギーを使うのはもったいない。 自分のできること(=行動目標)に集中するのが大事ですよ。

もっとも大事なことはワクワクすること

もっとも大事なことはワクワクすることです。やらされ感満載の目標ではワクワクしません。自分で「こう(目標達成)なったら俺、すごいじゃん。すごい人になっちゃうじゃん」と思うことが大事です。みんなからの指摘というのは時に「ムッ」としたり「イラッ」としたりすることがあるものです。確かに相手の言い方に問題があるときは多いですが、ほんとにそれだけでしょうか。その目標、ワクワクしてますか?

もしワクワクしていたら、その目標達成のためには「みんなに力を貸してほしい!」という気持ちになるのではないでしょうか。今の自分ではたどり着けないのであれば、自分を変えるしかありません。みんな変わりたいけど、変わりたくないのです。そのためには他の人の力は絶対必要です。そのとき初めて相手の指摘を素直に聞けるようになります。指摘を受けて「有り得ない!」と思ったら発送の転換のチャンス。「有り得ない」ことは「有り難い」ことでもあるのです。

嫌われ役を買って出てくれている「有り難い」人に感謝の気持ちを持ち、真摯に指摘を受けとめましょう。ただ、それを消化するかしないかはあなた次第です。あなたを変えることが出来る人があなただけなのと、同様に、ですね。


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