なぜ狭き門であっても、愛知県立中高一貫校に挑戦するべきなのか?
2025年度から半田高等学校など、愛知県内の4つの高校が附属中学校を設け中高一貫校になります。
附属中学校に入学すれば、高校へは受験なしで進学ができますし、中高一貫教育は大学受験にも有利です。
その一方で、全国の例を見ると、公立中高一貫校入試は非常に狭き門です。
半田高校附属中学校は5〜8倍程度の倍率、つまり、5〜8人に1人しか合格しないとレッツは予想しています。
県内の私立中学受験ではトップ校であっても2〜4倍の倍率であることと比べても、非常に高い倍率であり、これだけ高いと、最初から諦めてしまう方も多いかもしれません。
しかし、それでも一人でも多くの小学生に挑戦してほしいと思っています。
受検勉強を通じて得られる一生ものの”財産”
なぜなら、たとえ合格をつかめなくても、受検勉強を通じて一生ものの”財産”が得られると考えているからです。これは高校受験やその後の人生で必ず活きます。
そしてこれは、「子どもの輝く未来の幸せに貢献する」という理念を掲げている塾レッツが、公立中高一貫校コースを新設した理由でもあります。
実社会で求められるスキル
一次検査である適性検査では知識のみならず、それをベースに教科横断的な思考力や判断力が問われます。
二次検査の面接では、答えのない問いに対して自分なりの意見を伝えることや、自己分析とそのPRが求められるでしょう。ここでは、問題解決力や表現力が問われます。
これらはまさに、実社会で求められるスキルそのものです。
また、中学校の勉強は小5・小6の勉強内容がベースです。小5、小6でしっかり学習することで中学校の勉強の強固な基盤が作れます。
“学び”への姿勢
先に書いたように、受検勉強は知識の詰込みではありません。
特にレッツでの受検勉強は、勉強の枠を超え、日常や実社会とつながる学びを多く体験します。
例えば、「ハイブリッドカーはどうして燃費がいいのか。」「なぜ山梨県のぶどうはおいしいのか。」
日々の疑問のすべてが学びの起点になり、子どもたちの好奇心が育まれ、前向きに学ぶ姿勢が身につきます。
AIの発達をはじめとして、これからの社会は更に目まぐるしく変わっていきます。
前向きに学ぶ姿勢は、その変化に対応し、そして楽しみ、ときには自ら変化を起こす原動力になります。
高いレベルの”当たり前”
受検勉強は決して楽な道ではなく、最初は大変だと感じるかもしれません。
しかし、合格という大きな目標と、志を同じくする友人と切磋琢磨する環境があれば、諦めずに努力を続けられます。
そして次第にその努力が”当たり前”となり、自然と高いレベルの学びや行動が身についていきます。
私たちは、この高いレベルの”当たり前” こそが、受検勉強で得られる最も大きな財産だと思っています。努力ができるというのは、人生のどのような場面でも価値のある力です。
受検勉強を通じて得られる一生ものの”財産”として3つ紹介しました。
もちろん、挑戦するからには全員に合格してもらいたいと心から思っています。
しかし、たとえ合格を勝ち取れなかったとしても、高校受験やその後の人生で必ず活きる2年間になります。
一人でも多くの子どもが、公立中高一貫校への挑戦を通じて、一生ものの”財産”を得ることを願っています。