半田高等学校附属中学校の児童・保護者説明会が開催されました
半田高等学校に附属中学校が併設され、2025年度から中高一貫校となります。
それに先立ち、2023年11月5日(日)に半田高等学校附属中学校の児童・保護者説明会が開催されました。
当日の資料は以下に公開されています。
https://www.pref.aichi.jp/uploaded/attachment/480644.pdf
説明会は、これまでの公開情報を児童や保護者向けに分かりやすく説明し直すとともに、現半田高等学校校長の林原先生のお話や、実際の学校生活や具体的なカリキュラムの紹介など、児童や保護者の皆様にとって刺激のある内容だったのではないかと思います。
今回は、あくまで児童や保護者向けの説明会で、塾としては直接参加はできませんでしたが、保護者の方々から共有いただいた話の中で、とくに興味深かった内容をご紹介します。
現半田高等学校校長の林原先生のお話
林原先生からは、半田高校の歴史の他、「何のために勉強をするのか?」といったお話がありました。
勉強は自分のためにするものではなく、社会のためにするもの。そして勉強のゴールは、良い大学に合格することなどではなく、社会の課題が解決されたときであり、それに必要な学力とは、机に向かっての勉強で得られるものではなく、周囲の人の話がきちんと聞けて、周囲から学べる力だと林原先生は強調されました。
そのために小学校では困難や嫌なことから逃げずに、他者から学べる人となる訓練をしてほしいと、折れない心を身に着けてほしいとお話になりました。
レッツの公立中高一貫コースでは、「今週の一言」として、生徒たちに大切にしてほしい言葉を伝えていますが、その中でも、「ノブレス・オブリージュ」という言葉を何回か生徒たちに伝えています。直訳すると「高貴なる者の義務」ですが、「学んだことや成長は、自分のためではなく、周りの人や社会のために使わなければならない」ということです。
林原先生のお話を聞いた塾生が、この「ノブレス・オブリージュ」という言葉を思い出してくれていたなら、とても嬉しいです。
半田高等学校附属中学校の目指す人物像
- 知的好奇心にあふれ、探究的に物事を解決しようとする人
- 失敗から学び、前向きに物事を捉えることができる人
- 他者を思いやり、多様化する社会の中で、挑戦し行動する人
この3つが半田高等学校附属中学校の目指す人物像です。
レッツの教育目標である「早く正しく問題解決するチカラ」「前向きにやり抜くチカラ」「周りに愛されるチカラ」とかなり近い部分があり、半田高等学校附属中学校入学後も塾生たちが輝いて過ごす姿がイメージできました。
愛知県立附属中学校入学者選抜について
こちらについては、10月23日の発表とほとんど同様の内容でした。
■1次選抜
・実 施 日:2025 年1月 11 日(土)
・検査内容:適性検査 45 分×2時限(全問選択式)
・合格発表日:1月 15 日(水)又は 16 日(木)
※ 1次合格者は、募集人員の2倍(160人)程度とする。
■2次選抜
・実 施 日:2025 年1月 18 日(土)
・検査内容:個人面接「リフレクション型」(1人当たり 15 分程度)
・合格発表日:1月 23 日(木)又24 日(金)
ちなみに、最終合格の決定は、2次選抜の結果のみではなく、1次選抜と2次選抜の結果を総合的に判断するということが強調されましたので、やはり1次選抜でしっかり得点することが重要そうです。
また、国立や私立との併願は可と明言されました。
ただし、当然ながら併願を希望する先が併願を不可としている場合もありますので、今後は併願予定の中学校の要項や受験日などにも注目し、受験(受検)戦略を考える必要があります。
以上が、半田高等学校附属中学校の児童・保護者説明会で興味深かった内容です。
また、12月にはサンプル問題も出ますが、新たな情報が公表され次第、共有します。