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Three months ( ) time to finish the experiment.


[ 2016年1月12日 ] [ asuki ] [ blog ]

文法問題で満点を狙うために

このポストではある高校の定期テストで出題された問題を取り上げます。「問題と答えはあるけれど、解説がないんですよ。」という、かわいい生徒のために、私が作成した解答を公開します。これは年越合宿で取り組んだものですが、反響が良かったのでブログでも掲載することにしました。ただ、受験生向けに書くので、結構簡素な解説になっていますので、高校2年生はついていけないと思います。そういう人はもうちょっと勉強してからみてください。

2016年1月10日から2016年度センター本番前日まで毎日配信します。出てくる文法知識としてはセンターを一部超える難度ですが、大事なのは正解までのアプローチです。私達が練習してきた、論理的に解くと云う「頭の使い方」をここで確認しておきましょう。

問題

下記の選択肢のうち適切なものを選び、和訳しなさい。

Three months ( ) time to finish the experiment. 
① are too short ② are too short a ③ is too short a ④ is a short too

解答

四択

方針

今回は③が正解。今回の着眼点は選択肢のtooと問題文のto不定詞。いずれの選択肢でもtoo…to-構文が成り立つことになる。まず主語と述語の関係を明らかにし、その後、tooの語法を検討することにしよう。

ポイントの確認
主語の検討

月に-sがつくと期間を表すことが出来る。”Three months”は「三か月という期間」と訳す。この場合は単数扱い。「月」が3つではない。「3か月」を1つの期間として数える。これをエビデンスとして、選択肢は単数の③ is too short aか④ is a short tooに絞られる。②を選びたくなる気持ちもわかるが、主語だけでなく、文型に注目することでも、切ることができる。SVC、つまり「S=C」なので、Cに来るものも単数を持ってくるので② are too short aを選ばないように。② are too short aはbe動詞がisなら正解だった。  

副詞tooが修飾する形容詞の例外

次に確認するべきは”a”と”too”の語順である。ここでtooの用法を確認しておこう。tooは副詞であり、直後に形容詞をとり、too…to-構文を作ることは周知であると思う。通常tooにおいては、直後に形容詞をとるが、形容詞+名詞が来ることもできる。この場合、too +形容詞+a+名詞となる。ただし、下記のような制約がある。

①a+形容詞+X(可算単数名詞)→too+形容詞+a+X
不定冠詞aをつけることが出来る名詞(可算単数)の場合、tooで形容詞を修飾できるが、語順に注意。
e.g. (正)a tough boy→too tough a boy

②形容詞+X(可算複数名詞・不可算名詞)
aをつけることのできない名詞の場合、tooで修飾できない。
e.g. (誤)tough boys→too tough boys(可算複数名詞)
e.g. (誤)toughfood→too tough food(不可算名詞)

以上、such a+形容詞+名詞と混同しがちなので気をつけること。

フィルタリング

解答に迷ったら下記のように縦と横でフィルタリングをしっかりかけると論点が見えやすい。薄色の行と列がそれぞれのポイントを表しており、2つが重なった部分が正解を表している。

  主語単数 主語複数
too+形容詞+a+名詞 ③ is too short a ② are too short a
too+形容詞   ① are too short 
too語法× ④ is a short too  

このように整理すると、今回は、かなり絞り辛かったことがわかる。tooの用法で3つのものさしがあったからだ。主語の単複判断、tooの用法の2つの高難易度のトラップ2つをクリア出来たかどうかが明暗を分けた。①と④をえらんだ生徒が多かった。

 和訳

三ヶ月はその実験を終わらせるには短すぎる期間だ。

Three months(S) is(V) <too> short a time(C) <to finish(V’) the experiment(O’).>

和訳に於いては不定詞の意味上の主語に注目しておきたい。 本来であれば、for+人という意味上の主語がないため、 finishの主語はThree monthsとなりそうだがそれは間違い。 その実験を終わらせるのは三ヶ月ではなく、「人」だろう。 ここは会話上明示しなくても相手に主語が伝わるとして for usが省略されていると考えるのが妥当だろう。 それを補うと、下記の様になる。

Three months(S) is(V) <too> short a time(C) <for us(S’) to finish(V’) the experiment(O’).>

和訳:(私達が)この実験を終えるには、三ヶ月という期間は短すぎる。

大切なことは、あっている間違っているではない。

少しでもあやふやなところがあれば、文法書で確認し、 問題集の類題で補強しておくこと。


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