外国人に日本語をそれっぽく読ませる方法 | 半田、阿久比の学習塾 レッツ

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外国人に日本語をそれっぽく読ませる方法


[ 2009年6月22日 ] [ jukucho ] [ blog ]

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日本語の発音は難しい!?

こんにちは、ジュクチョーです。最近では日産のゴーンCEOなどの外国人トップが日本人向けに日本語で短いスピーチをするのをよく見かけます。日本人もそうでしょうが、他の国の言葉を正確に発音して、そしてスピーチという形にするのは至難のワザです。英語にあって日本語にない発音だってありますしね。今回はtranslatorってこんなところにも気を使ってるんだ、そしてこうすれば強引に読ませることができるんだというお話です。

一つのメール

私の弟から以前もらったメール。面白かったのでアップします。確か、「このメーカーにばれると、俺の首が飛ぶ!」と言っておりました。が、これも時効だ!

注)原文のうち、固有名詞は伏せてあります
仕事で*****のイベントを手がけてるんだけど、社長(米国人)が司会をすることになった。しかし社長は日本語が話せない。仕方なく同時通訳をつけることにしたんだけど、最後の挨拶だけは日本語ですると言ってきかない。
我々はちゃんとした日本語の台本をローマ字で創ったのだけど、アメリカ人にとってローマ字は意味が無く(ローマ字を英語読みにするのだ)頭を抱えた。

つまり、ローマ字で書いても、それは日本語と実は対応していないのですね。日本語を知っていて、また予測する力がないとローマ字は読めないのです。私たちが分かるのはきちんとした日本語の下地があるからなんですね。

すると、あるTranslatorが「Phonic」の台本を作りましょうと言い出して、翌日こんな台本を創っててきた。 これにはスタッフもビックリ、大笑い。試しに知ってる外人にメールを送ったらやっぱり「大笑い」。もの凄い評判になりました。

さて、聞き慣れない言葉が出てきましたね、「phonic」ですって。phonicってこんな意味らしいです。

phonic
【形容詞】
1音の.2音声の,発音上の.

どうやら、今回は日本の発音に似ている英単語をくっつけてあたかも日本語をしゃべっているように演出するらしいのです。英語の学習法にもフォニックスというのがありますが、あれは発音からローマ字を思い浮かべ、英語のスペルと対応させる方法ですね。つまり言葉の発音を文字に置き換えるようです。

さて以下がその台本です。

オリジナル

『社 長』
「なれない司会で、恐縮でしたが、******と******* が実現する、新しい******体験の魅力と、その可能性について皆様にご理解いただけたなら、私もこれに勝る喜びはありません。」

これをローマ字にします。

ローマ字

“Narenai Shikai de kyoshuku deshita ga, ****** to ******* ga jitsugen suru, atarashii ****** taiken no miryoku to sono kano-sei ni tsuite, minasama ni gorikai itadaketa nara watakushi mo,koreni masaru yorokobi wa arimasen.”

ここからさらに英語の発音におきかえます。

phonic(フォニック)

“Nar-et-nigh chic-eye day, cure shook day sit argot, ****** toe ******* gar, G2 get ‘em sue rue, utter at sea ****** tie-cken no, million could toe, saw no canyon sale knee 2 it A,Mena thermer knee, go lick eye it are dark et honor are, what are could she more, call Edney mass are rue, York of B what,alley mass ‘em.”

これは、在日外人や英語の教師にとってはメチャクチャ面白い代物のようです。ちなみにこれを創ったTranslatorは「2度とこんな作業はしたくない」と疲れ果てておりました。

私は、これを読んで大笑いまではしませんでしたが「Full I care cowards to become miss note.」 「古池や蛙飛び込む水の音(芭蕉)」や、ジョン万次郎が漂流して助けられた捕鯨船で「What time is it now.」を「ほったいもいじるな。」と聞こえたと…、等の逆バージョンのような感じを受けました。確かに面白い話で酒の肴になりました。

プロ根性

ただ言われたことこなすだけじゃなくて、その仕事の状況や背景を踏まえよりよいものを求めていく。このメールで私はtranslatorのプロ根性を垣間見たような気がします。


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